登山に行こう。ただ自分の欲求を満たすために。
受けが良いから行くわけじゃない。行きたいから、行く。
登山、昨今のマラソンブームの余波でどうにか登山人口が増えないものかと考えるも、あんまり素人さんが増えすぎても面倒事が多くなるだけというジレンマ。
しかし、何時ぞやも記したことで、登山してますとか高校大学はワンゲルにいましたというのは面接では中々受けがよろしいことで。もちろん、面接のために山登りに勤しむ人がいるとも思えないが結果としては受けが良いのだ。ほら、こういう雑誌見かけると行きたくないっすか…はあ興味ない?それは残念。
山と渓谷社は硬派なイメージだったけどこれは少し柔らかめな内容。山岳部とワンゲルの違いみたいだ。けど表紙は少し似ているかな。
多分こういうムック本は結構な人気なのかなあと考える。まじで適当な装備の人にはいってほしくはないけど。もっと経験ある人に連れられてきてくれ!と言いたい。ではタイトルに書いた「経験」はどういったものが得られるだろうか。
登山で得られる経験とは
登山を重ねることにより得られる経験とは私の記憶から手繰り寄せると、
- サバイバル術
- スケジュール管理
- 大自然に抱かれる気分
- 進退の決断
- 健康管理
大体こんなものか。
まずは1について。サバイバル術ねえ…どうでしょう?今時登山してる人でロープ術がうまい人ってどれくらいいるんでしょうか。私はもやい結びもできるか怪しいですねえ…(´ε`;)一応大学のワンゲルにいたんですけど。でも、道に迷った時とかの対処法は分かるし、地図の読み方なら楽勝。わかんないのに山に登ってる人がいたら危ないな。
でも、部活と単独行は違うからこういう本を買った方が良い気もするので買おう。
2のスケジュール管理は日帰り登山ならいつ登っていつくらいに山頂について下山は何時頃かを判断できることに近い。そして、そのあとに何処の風呂屋へどの手段で向かうのかも含めての意味である。これが意外と難しい。
山と高原地図ではルートタイムがあるのでそれを参考にするのが通例だけれども意外と下山後の風呂屋なんかは中々チョイスが難しい。特に初めていくところだと微妙な位置にしかないこともある。できる限りわかりやすい場所を見つけたい。京都近辺でならこんなサイトがあるのでお勧め。
裸で見る芸術 京都の銭湯 〜京都中の銭湯のタイル絵をご紹介〜
3については実際に行ってください!(※個人差があります)
4の進退の決断、要は決断力ってやつか。これは特に部活の主将などのリーダーを務めた人なんかは何度も迫られたはずだ。よくあるのが天候が怪しくて縦走中だけど途中で降りようかと考える話。これは午後4時のNHKラジオをしっかり聞いて判断することが求められる。
SONY FM/AM PLLシンセサイザーラジオ 山ラジオ R100MT ICF-R100MT
- 出版社/メーカー: ソニー
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登山ラジオ限定でソニーは圧倒的信頼を得ている。これは実際おすすめな品で。しかし、重要なのは情報を仕入れた上で判断することだ。行かないことを決めればそれでもう問題はないが、行けると判断してそれからずっと雨に濡らされたのでは色々と残念な結果になる。
5、健康管理は非常に重要である。山行中の食事は大体野菜やたんぱく質が不足がちになるのでそれらをどう補うかが重要であるし、なるべく怪我や病気のリスクを減らす努力をしなければならない。
そうそう、シャリバテという言葉がある。疲労で食欲をなくすと起こしやすい。対策は無理矢理でも食べること。あとは歩きながら口にできるものを準備すること。ウィダーゼリーをポケットに仕込んだり、ジップロックにお菓子を入れるとか色々対策はできる。私はこの登山の経験で行軍も楽勝でした(´∀`)(教育期間中ってそういうの駄目じゃね?←いいんだよそれくらい)
つまり、非日常には役立つ。(日常に応用が効くかはしらん)
と、以上のようにヤリサーで青春を満喫()した人よりずっと濃密な体験をしていることがわかる。素晴らしいですね、登山って!(コミュ力の上がる保証はありません)けど、風が吹けば桶屋が儲かるっていうくらいに何が高評価につながるかはわからんもんです。
そして、結局は実際にしている本人が満足するかですし。趣味や部活って大体そんなものやないですか。よい思い出が残ればよろしいのです。
非常にかわいらしい雷鳥の成鳥である(2012年北アルプス蝶ヶ岳~常念岳周辺で撮影)
そういや上野動物園のひなは全部死んでしまってた。