フルカウルが好き

Daytona675→ZX-6Rという華麗な移行(間に何かあったような…?)

就職活動中の話その6(逆指名型就活サイトの話)

就職活動において、というよりはいつだって情報というものは大事なものである。情報社会と呼ばれるこの時代に在っては特に情報の見極めが大事だ。特に労を費やさずに見つけられる情報は誰でも知っているものであると考えるべきなのは当然であるが、前回の記事の終盤でも記したとおり、それが本当に有用であるか、真実であるかなどを見極める素質がないといけない。

nanzenji.hatenablog.jp

 

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(ネット上の有名な格言)

しかし就活生というものは自ら会社を調べ上げ、興味のある業種や面白そうな会社などを見つけなければならない。しかも、1社や2社で済む話でもないこともまた面倒な話である。バブル期では交通費を万単位ですぐにくれたという話だが、今時交通費宿泊費は自費負担が多くなってきており、くれても最終面接だけだとか運賃分だけで新幹線特急料金は出さないとかが普通になってきている。

地方の人は憧れの東京での就職を目指してしんどい思いをしているとか。東京の企業でも大手はともかく、中小ともなれば交通費を出してくれないところも出てくる。まあ、就活支援のカフェとかも最近は出来ているらしいから一時に比べると負担は少し軽くなったかもしれないが。

こうも記していくと、就活がアホらしいものにも見えてきてしまうこともある。しかしそんな一辺倒な形態を打ち破る試みも色々と出てきている。知りたかったら日経やらビジネスジャーナルが散々記事にしてるんでそちらをどうぞ。

biz-journal.jp

私の所感

でも実際に使ってみた人の話はあまり読んだことがない。というわけで書いてみる。

上の記事の中で紹介された「JOBRASS新卒」、実際に私は利用してみた。

gakusei.jobrass.com

登録したのが活動を始めた頃で、以前にもちらりと書いたようにものにはならなかったものの良いところまで行った。因みにものにならなかった理由は私から断りの連絡をしたからである。

それは大阪の内陸、工場の多い地域にある会社からであった。それまでも選考オファーは何個かあったのだが、希望の業種ではなかったりするので全て辞退していた。で、この時の会社は就活四季報にもしっかりデータのある製造業で規模もそこそこあるところだったのでオファーに応じ、行ってみたのだった。この時が5月末である。

最初の人事面接はあっさりとしたものですぐに1次面接通過の連絡が来た。

次に役員面接があった。これは重厚な会議室で行われた。向かい側に渋いスーツをきた人や職人気質を匂わせる作業服姿の人や絶対こいつは人事部長だろって感じの人が5,6人座っており、学生時代は何をしたとか部活は~とかスタンダードな質問が続いた。そして、一通り終わると同じ敷地内にある工場を見せてもらった。

採用担当の人から数日後に電話があり役員面接も通過したと伝えられた。あとは社長会長面接を残すだけとなったが、先方はこちら側の就活を気にしたのか暫く待つことを提案し1か月弱寝かせることとなったのだった。しかし、その期間が過ぎた時点で私は断りの連絡を入れたのであった。やはり、自分の目指す方向ではなかったからだ。

理系の人でも文系の人でも肉体系の人でも

ここからは完全に感想となってしまうので役に立つかはわからない。そもそも最後は断ってるし。

オファーをする中堅企業や製造業は第1希望じゃないことくらいは当然理解した上で自らの会社に来てもらおうと目ぼしい人材に声を掛けているわけだから就活生が見られるのは志望動機ややる気よりは、人となりと才能というようなものになると思う。従って、向こう側の覚えが目出度い(つまり、期待した人が来た!)のであれば採用となる可能性は非常に高くなるし、就活生側も乗り気になってくれば採用側もやったぜと喝采を叫ぶのである。

そう、それがラブライバーであろうとも提督であろうともプロデューサーであろうとも自己PRやESから想像されるものと近い、期待通りの人だったらオッケーというわけである。

もちろん、選考オファーをもらったから行ったのに落とされた!と憤慨したりがっかりする人もいるはずだ。でもそれは通常の選考で書類が通過したけど面接で落とされたことと何ら変わりはない。あくまで互いの利害が一致するかを見極めるためであることを考えるべきである。

 

以上、逆指名型就活サイトについての考察でした。