鄙びた温泉へ向かうライダーはビールを求める
おおよそタイトル通りである。できれば風呂上がりにビールを一杯呷りたかったがそうはいかぬが日帰りツーリングの悲しいところである。次は温泉宿に泊りがけでツーリングしようか。
さて、今までの改造プランも一段落して休み前に会社の人達と何処か行きたいねーって話をしていたのが例のウイルスがまたぶり返しだしたりで、勤め先が遠出をするなとお達しを出したために帰省することも叶わず単独行を盆休みに企むことになったのである。
そこで、今まであまり行く機会のなかった浜田へと狙いを定めた。
主な目標は
- 海沿いの食堂
- 地ビール
- 名物のお菓子
- 温泉
- さくっと一息つけるカフェ
とした。
というか先ず浜田方面で有福温泉というところをツーリングマップルにて発見のでこれを軸に頭の中で大体のプランを組み立てていった。
結果からいえば5つのうち3つの目標を達成したので上々の出来だったかと思う。
出発
朝の8時前で出かけることを後悔する。
わかっていたが凶悪な日差しである。こんな日にクーラーのないのに重装備をしないといけない乗り物に乗るのは阿呆であろう。
しかし、出発した以上は行かねばならない。いや自分だけだから止めてもええねんけど勝手に意固地になったので続行である。
浜田城跡
目標には設定していなかったが浜田城跡にも寄ることにした。というのも向かう食堂の11時の開店に合わせたつもりが30分以上早く着くことになり時間を潰す必要が生じたのである。ホンマ適当な計画やわ。
で、グーグルナビに「浜田城跡」を入れて指示に従って到着!
いやこれちゃうねんけどね。
浜田城にナビをグーグルナビをセットすると厳島神社に到着していました
— 鎖骨@Daytona675とMINI3Doors (@nanzenji_aka) 2020年8月14日
ほんまお前そういうとこやぞ pic.twitter.com/lWT2wSoKMb
こういうことがあるからグーグル先生は時々信用ならない。なおこの後も2回やらかしがあり、最後は林道に限りなく近い険道、もとい県道を走らされたので折檻した。
石見麦酒というクラフトビールのお店にグーグルマップのナビで来たらこのザマですよ
— 鎖骨@Daytona675とMINI3Doors (@nanzenji_aka) 2020年8月14日
グーグルさんちゃんと仕事してください※ちゃんと情報修正提案はした pic.twitter.com/Be8c1M6UhC
グーグル先生さあ…
— 鎖骨@Daytona675とMINI3Doors (@nanzenji_aka) 2020年8月14日
この道はイカンでしょ
デイトナくんじゃなきゃ死んでるとこだったね pic.twitter.com/m2vSyNToNN
さて改めて浜田城跡。
天守跡には護国神社が鎮座しており終戦の日前日ということで提灯も派手に並んでいた。
ここに来たのも何かの縁ってことで賽銭を入れてお参りを済ませると改めて食堂へと向かう。
石州まる姫食堂
人気店らしい。
今にして思えば海鮮丼じゃなくてとんかつ定食にしとけばよかったかなー…
石見麦酒
私はビールの中でも特にエール系が大好きなのでこの石見麦酒を知ってこれはぜひお土産にしたいと思ったわけである。
食堂を後にして早速向かってみると、
先にもちらりとあったとおり、グーグルマップの住所情報が古かったので何もないところに来てしまった。物産館に元々あったのを近くの温泉リゾート?へと移転したようで、物自体は物産館で買えるのだが折角なら本丸に行きたい!ということで張り紙の住所を地図に入力して向かうことにした。
店主?に生ビールもありますよと勧められるも涙を呑んで瓶を2本購入。一本は爽やかなのがいいなってことで八朔を使ったものをチョイス。次は飲める状態で来たいものである。誰か車を出させようかな…
本日のサブミッション:
— 鎖骨@Daytona675とMINI3Doors (@nanzenji_aka) 2020年8月14日
石見麦酒をお土産として入手する
をクリアしました pic.twitter.com/JPk4eP070F
先に言っておくとうまいよここのビール。
うまあい石見麦酒。
— 鎖骨@Daytona675とMINI3Doors (@nanzenji_aka) 2020年8月15日
本当はペールエールとかIPAとかどっしり濃い味のが好きだけどこれは中々爽やかで飲みやすい pic.twitter.com/auEsuBiX6p
あと1本残ってるんでまた週末に飲むつもりでいる。
有福温泉
そして、主目標である温泉へと向かう。本当は追加目的地で滝に行こうとしたけれど途中で面倒になったのと携帯が圏外になったので引き返し、コンビニとGSで体とバイクに補給を済ませるにとどめた。
近所と値段が違いすぎる pic.twitter.com/f5nUJjfuxK
— 鎖骨@Daytona675とMINI3Doors (@nanzenji_aka) 2020年8月14日
そして有福温泉に向かう途中で廃線の駅を通りがかったのである。
ここは三江線の駅の一つであり以前訪れた天空の駅と同じく鉄道駅としての役目は終えている。
川平駅を後にして、グーグルのエグい道案内に従って、到着。
こういうところホンマに好きなんで。入浴料400円で大した設備もないけれど、こういうのでいいんだよおじさんも満足するはず。渋いわ。
うん、また行きたいとこなので次は秋にでもまた来ようと思う。
御前湯の番台のおばちゃんもええ感じやったし、2階に小さいけど休憩できる畳があるのが良い。30分くらいゴロゴロして涼んで気力を回復させる。
夏のツーリングに温泉は要らない、って言う人もいるけど自分はあったほうがいいかな。着替え問題はあるけど(今回は手ぶらで行ったから汗まみれの服をもう一度着直した)
都川の棚田
はい、棚田です。どんなもんやろって感じで見に行ったけどどうにも良いアングルでなかったのか、田んぼの方に入っていいのかわからずイマイチな感じで終えた。
— 鎖骨@Daytona675とMINI3Doors (@nanzenji_aka) 2020年8月14日
帰路で寄れたら寄るわってスタンスだったのでまあこんなもんかと。
終わり
結局コーヒーとお菓子は諦めた。後者なんかは買うチャンスはあったが今までの写真の通りシートバッグも小さいしすでにビールが2本入っているから無理に詰めるのも嫌った側面もあるわけで。
有福温泉に限らず、島根はそこかしこに古くからの温泉が在るので悪くないやん島根って感じである。
そして、次は一杯お土産買えるように大きいシートバッグを備えて行こうな!
おまけ
ボルト1本だけ注文してました。
トライアンフの純正部品だぜい pic.twitter.com/F0nhGUrS5t
— 鎖骨@Daytona675とMINI3Doors (@nanzenji_aka) 2020年8月8日
洗車と併せて買い足したボルトを取り付け。
— 鎖骨@Daytona675とMINI3Doors (@nanzenji_aka) 2020年8月9日
あと別の箇所でボルトのつけ間違いをしていたのを修正。
どっちみち員数が1つ足りてないのでやっぱり今回買ったのと同じ種類のを失くしたのには変わりないのである。
これでデイトナくんの改修作業は一旦終わりやねー pic.twitter.com/sTXh549UUI
あと、バーエンドも交換してました。
熱いので換えのバーエンドだけ取り付け。
— 鎖骨@Daytona675とMINI3Doors (@nanzenji_aka) 2020年7月26日
防振ゴムとかは暫くしてからやな pic.twitter.com/ckKPtTlS7E
続・LEDウインカー換装不完全マニュアル(バイク、Daytona675編)
前回の最後にウインカーが正しく動作しないと述べて終えていた。
いやいやお前の注文した10Ωで万事解決なんちゃうんか、と思われても仕方がないのだがそうも簡単に行かなかったのである。
注文した10Ω
追加注文した抵抗、
わあ…大きいね。
って感じでまあ付けるのが困難だった上にギボシ端子の接触が悪くてうまく導通してないんですわ。
いや数値は正解だったのは仮付けしたときに確認したんですよ。しっかりと期待通りの点滅周期であったので。
しかしそのサイズと接触の悪さからもう無理!と抵抗を追加で付ける手法は放棄するに至ったのである。
さてそうなれば残る手段は一つだけなのである。
多分これが正解
ウインカーリレーの交換しかないよねーということである。
手順は以下の通り。
- 左側カウルを取り外す(気合い入れるとカウル外さなくてもリレーに手が届くとか)
- 付いているウインカーリレーを取り外す
- 買ったウインカーリレーを取り付ける
- カウルを付ける
以上!
いろいろなブログとかを覗いているとデイトナ製の↓で問題ないみたい。
…多分これも台湾とかの製品にデイトナのブランドだけ付けただけのものだと思うのでAmazonで出回っているノーブランド品でも多分大丈夫だとは思います。
ウインカーリレーの位置は大体以下のURLを参照いたしました。
2週間苦しんでいたのがアホらしくなるほどに楽勝な作業。横着してはいけませんわ。
そしてキーオン後にウインカーを操作、左右ともに期待した点滅動作をしているのを確認して終わり。
ギボシ端子の接触の悪さ
因みに10Ωを取り付けようとして接触が悪かったという話について、対策案として元々のウインカーの端子を流用することとした。ということで元のウインカーの端子部分を切断し圧着端子を用いてLEDウインカー側に接ぎ木のような具合で取り付ける。1つのウインカーにつき2本の線、それを4つ分なので合計8個である。
輸入車だと端子形状が違うとかが多いのかも知れないのでこうするのが一番無難なんだろう。
結果
概ね問題なく動作。
ただしメーター横のインジケータがウインカーオフ時でも点灯するという現象が発生中。
恐らくリレーが電圧の強弱で動かしているためであろう、ただの電球であるインジケータはそのまま光ってしまうんだろな。こいつもLEDにすればええか。
おまけ:お尻の電球
さてウインカーの交換はこれで完了したわけであるが、リアのナンバープレートを照らす電球が切れていることについても一応注意は払っていた。
もともとは3.4Wの電球が入っていたようだ。探してみるとかなり汎用性のあるパーツらしくオートバックスにも売っていた。
こういう感じの部品。
多分高輝度にしても大丈夫だろ…と根拠のない自信から5W品のものに交換した。
んーまあええんちゃう。
という感じでございました。
というわけでチェーンスプロケとウインカーの交換は完了。
次にするとなるとヘッドライトのLED化かグリップとレバー類の変更かも。
暫くは空模様の良くない日々が続いているので梅雨前線の去る時期を楽しみとしつつミリシタと野球中継に興じることにしますねー。
LEDウインカー換装不完全マニュアル(バイク、Daytona675編)
本記事は主にウインカーのLED化についてである。
選定した部品の素性については前回を参考にされたい。
- LEDウインカーの取り付け
- ハイフラ防止抵抗について
- ハイフラ防止レジスタの定数決定手順
- ハイフラの原理(電気が苦手な人でもわかるかも?)
- LED自体の抵抗について
- チェーンとスプロケット
- 結果について
LEDウインカーの取り付け
部品は無事に届いたので早速リア側のカバーにつけてみた。
前回記事ではボルト穴の径が何だとか色々と言っていたけど半分間違っていた。
リア側はカバーを留めるボルトはそのまま使うし、ウインカーも配線の通していた穴にそのまま突っ込むし、ウインカーの固定はカバーを介して付属のナットで留めるのである。
取り付けるのに圧着工具セットが必須だったので(ハイフラ防止抵抗を挟むため)、予めホームセンターでエーモンの初めてセットみたいなのを購入。
先にウインカーをカバー側に固定して、その後にウインカーの線をある程度の長さに切りギボシ端子を取り付ける。取り付け方や作業手順は以下のサイトがすごく参考になった。
そして抵抗を接続して元々のウインカーが繋がっていた車体側の線に抵抗の線を取り付ける。圧着端子は着く向きがあるようなので付ける前に実際にどうつけるかをシミュレーションすべきだと思う。
といっても結局は順番をミスったり手戻りが発生したために圧着端子が足りなくなってフロント側を着ける時に買い足す羽目になった。
なおウインカー~抵抗~車体配線の繋ぎ方は基本は黒がグランド(マイナス)側で他の色が電源(プラス)側と考えて良いが買った抵抗に繋ぐ向きなどがあればそれに従うべきだ。
因みにリア側は元々のウインカーが刺さっていたところにLEDウインカーを刺すような感じになるがカバーを閉めるためにボルトは流用する。
またハイフラ防止抵抗を間に入れるせいでカバーに配線が入り切らなくなるのでナンバープレートのステーの裏側に抵抗と線を固定しておく。
フロント側は留めているボルトが不要になる代わり、LEDウインカーアダプタ(ボルト穴を隠す用)をセットしておくと良い。
取り付けについては見切り発車で何となくで進めるのではなくしっかりと仮組みをしたりシミュレーションをしたほうが身のためです。でないとボルトをなくしたりカウル組み立てで混乱したり…※カウルの分解は以下URL参照、めっちゃ参考になりました。
streetriplenglish.blog.fc2.com
ハイフラ防止抵抗について
基本的にはLED対応のウインカーリレーに交換すれば気にしなくていいんだけど、ズボラ系男子な人々や省電力ってなにそれ?って人は俺がやったようにウインカーと車体側配線との間に抵抗を挟む。
WebikeでLEDウインカーを見繕うとサジェストでレジスターとか抵抗って名前で出てくると思うのでそれを使うってことでいいんですけどね、ちゃんと確認して計算しないとイケませんよって話なのである。
www.webike.net買ったのはWebikeのPBっぽいこれ(2個入り)を2セットだったのだが結論から言うと使えなかった。
正確に述べるとエンジン停止中orアイドリング中(エンジン回転数一定以下)でハイフラが発生をするのだ。
適当に買った結果がこれなので別の定数のを買い直す羽目になった。
※買い直したのは10Ω×2
そんな反省をしつつ定数決定のからくりを理解してきたので今後似たようなことで困ってしまった人のためにもここに算出方法を書いておく。
基本はオームの法則(V=I*R)と電力P=I*Vだけで判る筈。わからんって人は頑張れ。
ハイフラ防止レジスタの定数決定手順
手順は以下の通り。
- 元のウインカーのワット数を確認する(2008年式Daytona675はウインカーをばらしてみると「10W」と書いてあった)
- ウインカー1つあたりの抵抗を算出する(電源電圧12V、10ワットからウインカー1つあたりの抵抗が14.4Ωと出る)
基本的にはこの14.4Ωに近い抵抗を探すと良い。Amazonだとこれかな。
あれ?お前買い直したの10Ωやん!って指摘については、間違えて購入した27Ωは4つ全てに着いているけどカウルバラしもうしたくねえ!後ろの2つだけ換えようってことで27Ωを2つ着けたままの場合どれがええねんと計算した結果である。まあ最初から原理を知ってきちんと計算をすれば27Ωを買うことも無かったのだが…
ハイフラの原理(電気が苦手な人でもわかるかも?)
ハイフラが発生する原理を調べると電流値を見ているらしいとのこと。
大体以下の通りに考えてみる。
- リレー(電源)からみたウインカー全体の抵抗値を算出する(先程算出した抵抗値からウインカーが4つ並んだ並列回路を考えると3.6Ω)
- そのうちの1つが球切れを起こしたと仮定する
- 4つ並んだ並列回路はウインカー3つの並列回路に変化する
- ウインカーが1つ減ることで回路全体の抵抗値が増加する
- リレー側で電流値の変化を確認して点滅周期が変化する
死ぬほど電気回路嫌いなので仕事だけでなく趣味でもこんなこと計算するなんてねえ…
さて、今回デイトナくんに起きた以下の3つの事案について最後に説明すると
- エンジンオフ時はハイフラ発生する
- アイドリング中はハイフラ発生する
- 走行中(一定回転数以上)ではハイフラが発生しない
27Ωを4つ取り付けた状態で回路全体の抵抗値は純正取り付け時より大きくなっているのがこれまでの計算からわかるはず。即ち通常状態ではリレーが球切れを判定し得る状態に陥っている。
しかし走行中は供給される電圧が高くなる(ジェネレータにより発電される)ため、供給される電流量が多くなる。そのためハイフラが走行時には発生しないということなのである。
LED自体の抵抗について
ところでLEDの抵抗値は考えなくて良いのか?という疑問が出てくるかもしれないが、ここはややこしい話で
- LEDはダイオード(整流素子)である
- LEDはある一定の電圧が掛からないと発光しない(電流が流れない)
そのため用いる際は抵抗やらを先に挟んだりしている。自分もあまり理解できてないのでとりあえずLEDの抵抗は考えなくて良いとしてほしい。
…しかし仕事(電子回路)ではLEDは電流を食う素子扱いなのに車バイクだと省電力化!ってのが違和感を覚えてしまうね。
チェーンとスプロケット
はい、変わりましたとも。やっぱ赤男爵さんに頼むよねー。
デイトナくんのチェーンとスプロケがゴールドカラーになりました。#バイクのある風景 #daytona675 pic.twitter.com/CC2F2dtxrV
— 鎖骨@Daytona675/ミニ3door (@nanzenjibombing) 2020年6月21日
結果について
ここまで書いておいて未だウインカーについては正常に動いてないんよね。
ドヤ顔して「10Ωを使う」なんて書いたけれど、届いた抵抗が思いの外大きすぎるのよね…これではさすがに付けるのがしんどいんやわ。
一応最終的な解決策を案じているのでこんどこそこれで完成だ!という結果にたどり着くはず。
乞うご期待。